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by neroli_bigarad
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カテゴリ:本田美奈子さん( 14 )
ラフマニノフ「ヴォカリーズ」
ヴォカリーズ
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ/編曲:井上鑑
アルバム「AVE MARIA」COCQ-83633(2003.5.21)に収録。

本田美奈子さんは2003年5月にアルバム「AVE MARIA」を発売し、ソプラノヴォイスによる歌唱で新たな表現の開拓に乗り出した。作詞家岩谷時子さん、サウンドクリエイター井上鑑氏の協力を得て新たなジャンルへの挑戦を始めた美奈子さんの歌声からは、歌う喜びと自らの表現をさらに広げようという強い意欲が感じられる。
アルバムをプロデュースした岡野博行氏によるとアルバム製作の基本的な考え方は、「歴史的な背景にはあまり囚われず、しかし奇を衒うのではなく、現代に生きる私たちの感性で素直に楽曲の素晴らしさに向き合うこと」だったという。

彼女が新たな挑戦の場に選んだこうしたジャンルは通例「クラシカル・クロスオーヴァー」と呼ばれることが多い。この領域に属するものとしてはアルバム2枚強の録音が残されているが、その中でも最も本来のクラシックに近い姿をとっているのがラフマニノフの「ヴォカリーズ」だろう。この曲について詳しいことは別にエントリーを立ててみたのでそちらを参照して欲しい。
伴奏こそ管楽器主体の合奏に編曲されているもののソプラノパートは原曲の通り、新たに詞がつけられることもなく原曲の指定通り歌詞なしのヴォカリーズで歌われている。後半の反復が省略されているが、作曲家自身の編曲・指揮によるオーケストラ版の録音でもやはり省略されているのでオーソライズされたカットとみなすことができるだろう。演奏時間は3分48秒で、上記のラフマニノフ自身によるものが3分51秒だからほぼ同じ。テンポ設定もオリジナルに忠実になっている。
いしがきさんのホームページに寄せられたpumpkinさんの解説によると、美奈子さんは岡野氏と出会う以前から「ヴォカリーズ」を含めたクラシックの曲を歌っていたという。その意味ではこの曲は「ソプラノ歌手本田美奈子」としての原点ともいえる作品なのだろう。
岡野氏のホームページのアルバムジャケット撮影レポートには収録予定曲が12曲紹介されているのだが、実際発売されたものはこの中から「天国への階段」が抜け、オープニングの「流声」と「ヴォカリーズ」、「タイスの瞑想曲」が加わっている。「ヴォカリーズ」が当初予定されていなかったということはあるいはもっと歌い込んで満を持してから録音してリリースしたいという意図があったのだろうか。「天国への階段」が外されたのが「他の曲と微妙に雰囲気が違ったため」と説明されているので、逆に考えると「ヴォカリーズ」が加えられたのは他の曲とのバランスがよかったから、ということなのかも知れない。

この曲は器楽曲としては技巧的に比較的やさしく、それだけに演奏家自身の音楽性がストレートに表れる曲といえると思う。私にはこの曲をどんな風に聴かせてくれるかによって演奏家の品定めをしているようなところがある。
しかしオリジナルの声楽曲としては決してやさしい曲ではない。この技巧と音楽性とをともに要求される曲を、美奈子さんはいつものことながら全力で正面から立ち向かって歌っている。作品の真髄に肉迫しようとする強い意志の感じられる歌唱である。ヒップホップ全盛の時代にあってもひたすらのびやかなカンタービレを貫き通した美奈子さんの真骨頂を聴く思いがする。
ライナーノートの岡野氏の解説によると、美奈子さんの歌唱はテイクによって驚くほど様々な表情が生まれたという。前述のpumpkinさんの解説にも、ミュージカルでの演技がいつも違っていたことが指摘されている。彼女がいかにその場の雰囲気や自己の感興を大切にした表現者であったかを物語るエピソードといえそうだ。
なおこの岡野氏の説明を裏から読むと、アルバムに収録されたもののほかにもリリースするに足る水準のこの曲のテイクが存在する、ともとれる。もしそうなら今後何らかの機会を見つけてリリースして欲しいものだ。とくにコーダでは昇りつめた後に下降してくるところでややアクセントの置き方やルバートのかけ方に特徴のある歌い回しになっており、こうした部分が美奈子さん固有の解釈なのか、このテイクにだけ生じたニュアンスなのかといったところに興味がある。
いずれにしても私にとっても思い入れのあるこの曲を美奈子さんが愛唱してくれたことは実にうれしい。これからも大切に聴いていきたい録音である。

追記(6月9日):
美奈子さんは2000年3月20日、東京国際フォーラムにおけるサリン事件チャリティーコンサート「私たちはあなたを忘れません」で「ヴォカリーズ」を歌ったという。pumpkinさんにご教示いただいた。
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by neroli_bigarad | 2006-06-06 21:08 | 本田美奈子さん
「この歌をfor you」
早いもので本田美奈子さんがこの世を去って今日で半年になる。月日が過ぎても悲しみは今も私の胸の中に息づいている。朝霞の追悼展に行ってからは寝ても醒めても美奈子さんのことを思っている。きれいな花を見れば「美奈子さんにも見せて上げたい」、おいしいものを食べれば「美奈子さんにも食べさせて上げたい」...
でも今の私が美奈子さんのためにして上げられる最善のことは、やはり彼女が歌に込めた思いをしっかりと受け止めて上げることでしかないのだと思う。そんなわけで今後しばらくは月命日ごとに一曲ずつ、歌を聴いた感想を美奈子さんの魂に捧げていくことにしたい。美奈子さんは私にとって偉大な歌手である以前に「初恋の人」でもあるので、評論とかレヴューなどといった立派なものにはなるはずもなく、きっとしどろもどろのラヴレターのようになってしまうことだろうけど。
ただし気まぐれな管理人なので予定通りにことが進むかどうかは自分でもわからない。

今回はまず、今の私の心に最も近い曲を取り上げようと思う。


「この歌をfor you」
作詞:本田美奈子/作曲:MIO/編曲:富田素弘
アルバム「晴れ ときどき くもり」(1995.6.25)、シングル「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」(1995.5.10)所収。現行のCDでは「LIFE〜本田美奈子.プレミアムベスト〜」UMCK-9115(2005.5.21)に収録されている。

最初にこの歌を選んだのは何といっても美奈子さん自身による詞がやさしい歌声と相俟って心の中にしみわたってくるから。微かな希望も失って悲しみにくれる孤独な人の魂に、一筋の光を届けようという美奈子さんの思いが痛切に伝わってくる。この歌を聴いているとまるで美奈子さんが自分のために歌ってくれているかのように思えて、心がなぐさめられていくのを感じることができる。
歌い方で特徴的なのはダイナミクス(音の強弱)への配慮が行き届いていること。歌い出しから高音域の甘い声で語りかけるようにやさしくインティメートな歌唱を聴かせて、美奈子さんの懐に抱かれるような安らぎを与えてくれる。それが曲の終盤になると(私の耳が確かなら5度下の下属調へ)転調してやや低めの音域に移り、天まで届けとばかりに高らかに歌い上げて美声をとどろかせる。素晴らしい迫力に感嘆していると、今度は内緒話のように耳許でささやきかけ、この歌が二人の秘め事であるかのように錯覚させられる。そして最後には元の調子に戻り、夢見心地の時間に終わりを告げる。
美奈子さんのレパートリーの中では比較的地味な曲かも知れないが、一曲の中で多彩な声の表情とダイナミクスを活かした歌唱を堪能できて、美奈子さんの歌の世界を理解するのに好適な曲の一つだと思う。この歌には今後もたくさん癒され、励まされていくことになるのだろう。
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by neroli_bigarad | 2006-05-06 13:34 | 本田美奈子さん
本田美奈子さん 新アルバム「心を込めて…」
4月20日、本田美奈子さんの新アルバム「心を込めて…」が発売された。

「心を込めて…」本田美奈子.
COCQ-84139 ¥2,520(税込) 初回限定スリーブケース入り J-ROOM/COLUMBIA

1. 見上げてごらん夜の星を
2. 命をあげよう I'd Give My Life For You
3. 踊りあかそう I Could Have Danced All Night
4. オン・マイ・オウン On My Own
5. 天国への階段 Stairway To Heaven
6. 愛すること Aimer (Duet with:今井清隆)
7. Golden Days
8. オールウェイズ・ラブ・ユー I Will Always Love You
9. やさしく歌って Killing Me Softly With His Song
10. ラヴィン・ユー Lovin' You
11. 想い出のサンフランシスコ I Left My Heart in San Francisco
12. 美女と野獣 Beauty And The Beast (Duet with:Peabo Bryson)
Bonus Track
13. つばさ


収録された各トラックの由来についてはコロムビアの作品解説と、臼井孝氏による作品紹介ページに詳しい。

まだ十分に聴き込んでいないので、感想などはまたの機会にということにしたいが、このアルバムについて一部に「寄せ集め」という評価があるようなのでそれについて一言。
昨年は本田美奈子さんにとってデビュー20周年にあたり、病気のために入院を余儀なくされたのは記念アルバムの製作に向けて準備をしていた時期のことだったという。闘病生活の中で一年遅れのアルバム製作を励みにしていたそうだ。
今回の新アルバムは亡くなった美奈子さんの希望を叶えさせて上げたいという関係者の真摯な努力の賜である。私はアルバム製作の現場についての知識はないが、デビュー記念日である4月20日に合わせて発売するために、逝去から半年にも満たない期間にアルバム一枚分の音源を収集できたのは、岡野博行氏(ご結婚おめでとうございます!)やブライアン・メイをはじめとするみなさんが心から美奈子さんを尊敬し愛していたからこそ、とみて間違いないだろう。
コロムビアのページにも明記されている通り、このうち二曲は仮の録音である。たとえ仮ではあっても今となっては美奈子さんの音楽性を知ることのできる貴重な遺産である。美奈子さんの歌に込めた心、仕事仲間たちの美奈子さんを敬愛する心が一杯に詰まったこのアルバム、心して聴きたいと思う。


作品紹介・感想・レヴューなど:
ぺんぎんさんのひとりごとダイヤリー - 『心を込めて・・・』:ファンサイト管理人ぺんぎんさん
行政書士受験街道一直線…もっち−の波乱万丈日記!:ブライアン・メイ、心込めミナコに…追悼アルバム:もっちーさん
風のうたを聴きながら・・・:本田美奈子.「心を込めて…」 〜魂のラスト・メッセージ。:孤独なウルフ☆さん
本田美奈子 ニュー・アルバム|コンビニ☆ショップ:nonさん
アルバム「心を込めて…」 Cassiopeia Sweet Days/ウェブリブログ:のぞみくんさん
心を込めて...|世界の中心で、愛をうたう:咲太郎さん
バイオリンと、ななママ日記 : 心を込めて・・・:kiyorin-nさん
blog EVERGREEN: 本田美奈子さん最新アルバムにフィギュアスケートのあの曲が!:Alexさん
涙の祈り|MUSIC DIARY:mmiraiさん

心を込めて... - Wikipediaのぞみくんさん執筆による解説
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by neroli_bigarad | 2006-05-02 19:01 | 本田美奈子さん
本田美奈子さん追悼展 補遺
22・23日に朝霞市で行われた本田美奈子さんの追悼展について、ネットで拾った情報をいくつか補足しておく。

・「誰も寝てはならぬ」「アメイジング・グレイス」は2004年10月14日のスイートベイジルでのライヴ。この日は「人知れぬ涙」も歌っていたという。

・「つばさ」は1996年7月28日、阿蘇ファームランドで行われた「96TKU MUSICファームランド 服部克久音楽畑とその仲間たち」。この時はこの前に「JUNE」と「Shining Eyes」も歌っていたという。出演者はほかに服部克久と音楽畑オーケストラ、サーカス、柳ジョージのみなさん。

・「ジュピター」「1986年のマリリン」は2004年12月1日開催の「Act Against AIDS」。WOWOWで放送された時は「…マリリン」の一部のみだったという。

以下は某巨大掲示板への書き込み以外に裏付けとなる情報がないのでそのつもりで。

・アイドル時代の映像は全てミュージックステーション出演時のもの。
・手記の朗読は生前とても親しくしていたBOSSさんの娘さんとのこと。

あのナレーションはとてもかわいらしい声で、しかも慣れた様子だったので専門の声優さんにでも依頼したのかと思っていたのだけど、美奈子さんと親しい方だったとするととてもうれしい。美奈子さんもさぞ喜んでいたことと思う。


追記(5月2日):
"LIVE FOR LIFE"のオフィシャルサイトにレポートが掲載された。
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by neroli_bigarad | 2006-04-30 18:48 | 本田美奈子さん
本田美奈子さん追悼展 その2
その1からの続き

しかしそのいたたまれないような思いも、新境地を切り開いたソプラノヴォイスによる歌唱が紹介されると少しずつ平静を取り戻すことができた。あの直後もそうだったけど、大切な人を喪ったどうしようもない悲しみをその人の歌で癒してもらうという倒錯した現象を、ここでもまた体験してしまったわけだ。
「アヴェ・マリア」そのほかの歌は近作のクラシックアルバムからの音源と思われるが、それに収録時等の映像が重ねられ、あらためてあまりのかわいらしさに胸がキュンとなってしまう。

そしてここからがこのフィルムコンサート最大のクライマックスになる。野外でのコンサートの映像に「つばさ」のイントロが流れてくる。音響や録音の状態が非常にいいので、はじめスタジオ録音の音源にライヴの映像をかぶせているのかと思ったが、音声と完全にシンクロしているのでライヴの音源なのだと気づく。後で知ったところによると阿蘇山の麓の阿蘇ファームランドにおける服部克久氏主催のジョイントコンサートでの歌唱だという。晴れ渡った空の下で大好きな太陽の光を浴びながら美奈子さんが気持ちよさそうに熱唱を披露してくれた。声のつや、のび、魂をこめた歌い回し、どれをとっても最高に素晴らしかった。これまでに聴いたこの曲の音源の中でも一番の出来だったと思う。美しい阿蘇の風景も含めて心酔わせてくれる一時だった。

続いては2004年12月の「AAA(Act Against AIDS)」での「ジュピター」。噂には聞いていたが、これが凄まじい迫力だった。生きることの素晴らしさを全身で訴えかけるような力強い熱唱にほとんど度肝を抜かれてしまった。クラシックとのクロスオーヴァーに挑戦を始めてからの歌唱はスタジオ録音のほかいくつかのライヴ音源なども耳にしたが、この日はほかのものとは全く違ったレベルの鬼気迫る凄演だった。これが病気のために39度近い熱のある人の演奏なのだ。
さらに驚いたのはそれに引き続いて「1986年のマリリン」を歌い始めたことだった。聴衆にサビの部分の「マリリ〜ン♪」を一緒にコーラスすることを要求しながらノリノリで歌うのを呆然となって聴いていた。一体この二曲を続けざまに、しかもそれぞれの曲想に合わせて歌うことのできる歌手がどれほどいるだろうか。

コンサートの最後はあまりの迫力に気圧されてしまった魂をやさしくいたわるかのような「新世界」。スタジオ録音の音源だと思うが、驚きや喜び、深い悲しみの入り混じった感情を美奈子さんの歌声に慰撫される心持ちはまた格別だった。

唱法やジャンルを変える節目の心境を語るインタビュー映像や、遺された手記のナレーションをはさみながら美奈子さんの多岐にわたる業績を紹介するフィルムコンサートはこうして幕を閉じた。
45分にもわたって美奈子さんの熱唱を聴き続けて最後は腑抜けたようになってしまい、しばらくは立ち上がることもできなかった。この会場に美奈子さんも来ているのだろうかと思って途中何度かホールの天井を見上げてみたのだけど、生憎私にはその種の感覚が皆無で、何も見えなかった。モリクミさんなら私たちをやさしく見守る美奈子さんの笑顔が見えたのだろうか。

後ろの方の席からは「朝霞音頭」での手拍子や「マリリン」のコーラス、終了時の野太い声での美奈子コールが聞こえてきて感銘を受けたのだが、これは私が見た最後の5回目の上映時だけの演出だったようだ。その意味ではラッキーだったといえるかも知れない。このコンサートを複数回聴いた人も多かったようだが、私は一回聴いただけで精魂尽き果ててしまい、二回以上見るだけの強さはなかった。それほど充実した、素晴らしいフィルムコンサートだったと思う。

事務所のBOSSさんは大ホールへ入る際にみんなを出迎えるように階段の端に立っているのをお見かけして、心の中で会釈をさせていただいた。残念ながらお母様と妹さんはお見かけしなかった(あるいは気がつかなかった)。

お母様は美奈子さんの記念館を建てて欲しいという強い希望をお持ちのようだ。美奈子さんが歌にこめた思いを感じながらファンや朝霞市民のみなさんが憩えるような空間は私としても望むところ。何とかして願いが叶えられるよう、微力ではあるが協力して差し上げたいと思う。

今回のフィルムコンサートで使用された映像や音声は権利関係の処理が繁雑で、リリースするのが困難らしい。BOSSさんも苦慮されているようだが、「オン・マイ・オウン」と「つばさ」、「ジュピター」の3曲は、稀代の芸術家本田美奈子の真の姿を世に知らしめるためにも、万難を排して正規のリリースにこぎつけて欲しいものだ。

「追悼展」は今後全国で実施されるという情報もある。今回参加できなかった全国のファンの方がこのような素晴らしい体験をする機会が与えられるよう、関係の方々にご尽力をお願いしたい。


関連ページ:
2日間で4860人来場 本田美奈子.さん追悼展 朝霞:WEB埼玉
LIVE FOR LIFE in ASAKA 2006 追悼展 イベントレポート:ゴマブックスによるイベントレポート(衣装の写真の右端が20周年記念のために用意されたもの)
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by neroli_bigarad | 2006-04-26 22:11 | 本田美奈子さん
本田美奈子さん追悼展 その1
今月22日と23日に朝霞市で本田美奈子さんの追悼展が行われた。私は一般公開の23日に参加してきた。当日の簡単な日記はすでに記したので、ここではその内容と感想を少し詳しく書いておこうと思う。

展示場に入ってまず目につくのがステージ衣装の数々。一番手前にある一際豪華な衣装は20周年を記念して用意しながらついに着ることのなかったもの…。これを見ただけでも胸が締めつけられる思いだった。ほかにもアルバムジャケットやTV出演の映像で見慣れたものが並んでいた。どれもスカート部分はゆったりと作ってあるのだが、腰から胸にかけては信じ難いほどの細さで、あらためてこんな華奢な体であれほどの声を発していたのだということに愕然となる。
その他のスペースは主に写真パネルと愛用の品々。何を見ても切ない思いがこみ上げてくる。

フィルムコンサートに先立って岡野博行氏の挨拶があった。美奈子さんと仕事をするに至った経緯や今回の追悼展、"LIVE FOR LIFE"の趣旨についての説明などが行われた。フィルムコンサートについては「美奈子さんは『20周年はノンジャンルで全国を駆け回りたい』と話していたのでそのことを意識した構成にした」とのこと。

その言葉通り、幕開けはこの日の会場と同じゆめぱれすで行われた「凱旋」コンサートでの「舟歌」から。可憐なソプラノヴォイスながら歌い回しは正に演歌そのものだった。オリジナルの八代亜紀さんのハスキーな調子とは違い、やはり私好みの細身の美人歌手、香西かおりさんを彷彿とさせる切なく儚げな「舟歌」だった。そのまま陽気な曲調に一転すると今度は聴衆の手拍子と一緒になっての「朝霞音頭」。お祭りなどで歌われる、朝霞市民にはおなじみの曲のようだ。美奈子さんの朝霞への愛情の表れなのだろう。あるいは志村けんさんが東村山音頭を全国的に有名にしたように、この曲の全国展開をもくろんでいたのだろうか。この朝霞でのコンサートは録音があまりよくなかったのが残念だった。

ここからがいよいよ本番ということらしい。比較的最近のスイートベイジルでのソプラノコンサートから「誰も寝てはならぬ」と「アメイジング・グレイス」が上映された。赤いドレスを身にまとい優雅に舞いながらの歌唱。最初の曲目がこのアリアだったのは荒川静香さんの影響なのだろうか。「アメイジング…」はミニアルバムに付属のDVD収録のものと同じ映像だったようだ。

次に紹介されたのは「Oneway Generation」をはじめとするアイドル時代のヒット曲の数々。使用されたのはTVの歌番組に出演した時のスタジオライヴの模様と思われる。ここでなぜ「…マリリン」がないのかと不審に思ったが、そのわけは後ほど判明する。このコーナーの最後は WILD CATS による「あなたと熱帯」。ビデオ「勝手にさせて」収録のものだそうだが、コンサートライヴと思われる映像が音声と全くシンクロしていなかったので、スタジオ録音の音源にライヴ映像を重ねているようだ。

その次はいよいよ版権上の問題で目にすることが難しいミュージカルの映像。美奈子さんによる「オン・マイ・オウン」は先日発売されたアルバム「心を込めて…」で初めて入院直前のスタジオでの録音がリリースされたが、ミュージカルでのライヴ音源は未だにCD化されていない。この日流されたのは実際の「レ・ミゼラブル」上演の際の映像だったようだ。先日の「誰でもピカソ」で放映されたスタジオでのライヴよりもさらに充実した熱のこもった名演で、これを鑑賞できたのは貴重な体験だった。ほかに「クラウディア」からの映像も見ることができた。

ここまで淡々と内容について書いてきたけど、内心は聴きながら非常につらい思いをしていた。聴く者の心に突き刺さるような渾心の熱唱は、1階の展示で見たあの衣装を着られるようなか細い体から発せられているのだ。そしてその人はもうこの世にはいないということを感じながら聴くのはいたたまれないような思いにもさせられることだった。

その2に続く

関連ページ
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by neroli_bigarad | 2006-04-25 19:15 | 本田美奈子さん
「レ・ミゼラブル」特別チャリティー公演
本田美奈子さんを追悼するミュージカル「レ・ミゼラブル」の特別チャリティー公演が1日、東京・日比谷の日生劇場で開かれた。美奈子さんの名演を収めた映像が上映されると、すすり泣きが起きていたという。

私はミュージカルにほとんど興味がなくて、美奈子さんがミュージカルの舞台を中心に活動している間は事実上私の視界から消えていたも同然だった。彼女が一番輝いている瞬間を見逃してしまったわけだ。このことへの悔いは生涯消えることはないだろう。
クラシックでもオペラの分野にはあまり興味がなく、最近になって荒川さんのお蔭もあってようやくプッチーニの素晴らしさに気がつき始めているところだ。もっと舞台芸術について目を見開いていなければという思いを強くしている。


関連記事:
中日劇場公演をご覧になったあやかさんの観劇記
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by neroli_bigarad | 2006-04-02 17:15 | 本田美奈子さん
本田美奈子さん アルバム「I LOVE YOU」
3月29日、本田美奈子さんのアルバム「I LOVE YOU」がリリースされた。


I LOVE YOU/本田美奈子.

01. 風のうた(TVアニメ「HUNTER × HUNTER」EDテーマ)
02. ナージャ!!(TVアニメ「明日のナージャ」OPテーマ)
03. 愛の砂漠(PS2ソフト「DOG OF BAY」挿入歌)
04. 晴れた空お天気(「HUNTER × HUNTER」カップリング)
05. 星空(PS2ソフト「DOG OF BAY」主題歌)
06. Honey
07. Shining eyes
08. etoile〜星〜(「明日のナージャ」カップリング)
09. I LOVE YOU(故・尾崎豊のカヴァー)
10. Impressions
11. 一瞬/永遠

発売日 2006年3月29日
税込価格 価格:¥3,150(税込)
発売元 マーベラスエンターテイメント
販売元 ジェネオンエンタテインメント
品番 MJCD-20054


昨日(30日)には入手できていたのだけど、ちょっと慌ただしくしていて、先程やっと落ち着いて聴くことができた。胸が一杯で感想とかはうまく書けないのだけど、まだ入手できていない人や買おうかどうしようか迷っている人のために少しだけ解説。
曲目を見てまず目をひく"朝霞コラボレーション"の「I LOVE YOU」は、ボサノヴァ風の伴奏にのせて美奈子さんが耳もとでささやくようなインティメートな歌唱を披露している。オリジナルの聴く人の心につきささるような切迫した調子はなく、そよかぜのように心の中を吹き抜けていくような、そんな「I LOVE YOU」である。
「Impressions」は"スキャット:本田美奈子"とクレディットされているのだけど、美奈子さんはずっと「uuu...」と母音だけで歌っているのでスキャットというよりヴォカリーズといった方がいいように思う。こちらは哀切なメロディーがそくそくと胸に迫るような歌いぶり。出だしはラフマニノフ「ヴォカリーズ」かグリーグ「ソルヴェイグの歌」のような調子で始まり、サビの部分は短調ながらやや「パッヘルベルのカノン」を思わせる。美奈子さんの高音域の美しさが活かされた名曲だと思う。

このCDの売上げの一部は"LIVE FOR LIFE"を通し、白血病患者の方々の支援や白血病研究機関の活動に役立てられるという。


関連記事:
80年代アイドルポップスが大好きなYOUさんによる紹介
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by neroli_bigarad | 2006-04-01 00:50 | 本田美奈子さん
本田美奈子さん 朝霞市で追悼イベント
朝霞市による本田美奈子さんの追悼イベントがついに正式決定した。ファンの熱意が通じて本当にうれしい。といいつつ私自身は朝霞市への働きかけのようなことは何もしなかった。尽力されたみなさん、ありがとうございます。


イベントの概要は以下の通り:

LIVE FOR LIFE 2006 in ASAKA
会 場  : 朝霞市民会館『ゆめぱれす』 
       埼玉県朝霞市本町1-26-1 048-466-2525
日 時  : 2006年4月22日(16:00〜19:30)※朝霞市民のご招待の方のみの入場となります。
       2006年4月23日(10:00〜17:00)
入場料  : 無料
共 催  : 朝霞市/朝霞市商工会/財団法人朝霞市施設管理公社
企画制作 : LIVE FOR LIFE事務局
企画協力 : 株式会社ビーエムアイ、コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社、株式会社朝日広告社

朝霞市によるパンフレット:
表面/裏面

関連ページ:
本田美奈子.オフィシャルサイト minako-channel
LIVE FOR LIFE −生きるために生きる−
朝霞市ホームページ:最新情報/LIVE FOR LIFE in ASAKA 2006 本田美奈子.追悼展〜あなたを忘れない〜
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美奈子さん地元朝霞で追悼イベント - nikkansports.com > 芸能ニュース
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本田美奈子.さん地元で追悼展 - Web Houchi 芸能EXPRESS
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by neroli_bigarad | 2006-03-17 19:04 | 本田美奈子さん
本田美奈子さんが日本ゴールドディスク大賞を受賞
第20回日本ゴールドディスク大賞の発表が昨日行われ、本田美奈子さんのアルバム「アメイジング・グレイス」がクラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門に輝いた。
アイドル歌手としてスタートし、「ミス・サイゴン」でミュージカル女優としてスターの座を獲得し、クラシックとのクロスオーヴァーにも挑戦した本田美奈子さん。新たな試みは残念ながら生前にはあまり注目されなかったが、そのクォリティーは間違いなく今日の音楽の世界の最前線に立つものだった。悲しいできごとがきっかけとはいえ、そのたゆまぬ努力が万人に認められ、こうして顕彰されたことを心から喜びたい。
アーティストとしてさらなる高みへと駆け上がろうとするその道のりは病魔により突如断たれてしまったが、残された作品はこれからも輝き続けるだろう。

美奈子さん、あなたの歌声は今も、そしてこれからも私たちの心に響いています。
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by neroli_bigarad | 2006-03-10 18:26 | 本田美奈子さん