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音楽・スポーツの話題を中心に日々の雑感を綴ります
by neroli_bigarad
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「この歌をfor you」
早いもので本田美奈子さんがこの世を去って今日で半年になる。月日が過ぎても悲しみは今も私の胸の中に息づいている。朝霞の追悼展に行ってからは寝ても醒めても美奈子さんのことを思っている。きれいな花を見れば「美奈子さんにも見せて上げたい」、おいしいものを食べれば「美奈子さんにも食べさせて上げたい」...
でも今の私が美奈子さんのためにして上げられる最善のことは、やはり彼女が歌に込めた思いをしっかりと受け止めて上げることでしかないのだと思う。そんなわけで今後しばらくは月命日ごとに一曲ずつ、歌を聴いた感想を美奈子さんの魂に捧げていくことにしたい。美奈子さんは私にとって偉大な歌手である以前に「初恋の人」でもあるので、評論とかレヴューなどといった立派なものにはなるはずもなく、きっとしどろもどろのラヴレターのようになってしまうことだろうけど。
ただし気まぐれな管理人なので予定通りにことが進むかどうかは自分でもわからない。

今回はまず、今の私の心に最も近い曲を取り上げようと思う。


「この歌をfor you」
作詞:本田美奈子/作曲:MIO/編曲:富田素弘
アルバム「晴れ ときどき くもり」(1995.6.25)、シングル「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」(1995.5.10)所収。現行のCDでは「LIFE〜本田美奈子.プレミアムベスト〜」UMCK-9115(2005.5.21)に収録されている。

最初にこの歌を選んだのは何といっても美奈子さん自身による詞がやさしい歌声と相俟って心の中にしみわたってくるから。微かな希望も失って悲しみにくれる孤独な人の魂に、一筋の光を届けようという美奈子さんの思いが痛切に伝わってくる。この歌を聴いているとまるで美奈子さんが自分のために歌ってくれているかのように思えて、心がなぐさめられていくのを感じることができる。
歌い方で特徴的なのはダイナミクス(音の強弱)への配慮が行き届いていること。歌い出しから高音域の甘い声で語りかけるようにやさしくインティメートな歌唱を聴かせて、美奈子さんの懐に抱かれるような安らぎを与えてくれる。それが曲の終盤になると(私の耳が確かなら5度下の下属調へ)転調してやや低めの音域に移り、天まで届けとばかりに高らかに歌い上げて美声をとどろかせる。素晴らしい迫力に感嘆していると、今度は内緒話のように耳許でささやきかけ、この歌が二人の秘め事であるかのように錯覚させられる。そして最後には元の調子に戻り、夢見心地の時間に終わりを告げる。
美奈子さんのレパートリーの中では比較的地味な曲かも知れないが、一曲の中で多彩な声の表情とダイナミクスを活かした歌唱を堪能できて、美奈子さんの歌の世界を理解するのに好適な曲の一つだと思う。この歌には今後もたくさん癒され、励まされていくことになるのだろう。
by neroli_bigarad | 2006-05-06 13:34 | 本田美奈子さん
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