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音楽・スポーツの話題を中心に日々の雑感を綴ります
by neroli_bigarad
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趣味:音楽鑑賞、アロマセラピー
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GPLv3に寄せて
先週16日、FSF(Free Software Foundation)は「GNU GPL」(GNU一般公衆利用許諾契約書)の新しいバージョンの草案を発表した(記事)。GPLの改訂は1991年発表のヴァージョン2以来のことになる。ヴァージョン3の主要な改訂のポイントは、GPLが適用されたプログラムをDRM(ディジタル著作権管理)に利用することを禁止することと、特許権を制限することにあるようだ。
私は法律にもソフトウェア開発にも不案内で詳しいことはわからないのだが、音楽ファンとしてDRMには関心を払わないわけにはいかないだろう。一時普及が進むかに見えたCCCD(Copy Control CD)はどうやら各レコード会社が撤退し、標準となるには至らない模様だが、実に結構なことだ。この技術は通常の音楽CDのフォーマットにエラーを混入させるもので、CDプレーヤーでの再生が保証されていない。再生できたとしても(普通の人の聴覚で感知できるかはともかく)音質の劣化をもたらし、再生装置に損傷を与える可能性もあるというとんでもない代物だった。
海外では昨年米ソニーBMGが、PCのCDドライブに挿入するとルートキットと呼ばれる技術を用いたプログラムをインストールする音楽CDを発売して話題になった(記事)。このルートキットというのはコンピュータウィルスに利用されることのある技術で、コンピュータを他のウィルスからの攻撃に対しても脆弱な状態にしてしまうのだという。

そもそも近年こうした騒動が絶えないのは、ディジタル技術の発達に伴って著作権の概念が大きく変質してきたことに起因する。著作権とは著作物に対する権利のことだが、もともと英語のcopyrightとはコピー(複製)に対する権利のことであり、ディジタル時代になって複製の意味が全く違ったものになってしまったのである。
例えばモナリザの絵を模写する場合、優れたものを作るにはそれなりの技量が必要になるし、どれほど精巧に作られたとしてもオリジナルと同じ価値には決してならない。しかしディジタルデータとして記録された著作物の場合、オリジナルと全く同じものが容易に、しかも大量に製作できてしまうのだ。そのためにディジタルコンテンツの配給会社は何とかこれを保護しようとして様々な策を弄するのだが、結果として利用者の喜びを奪うものとなっている。
近年、本田美奈子さんや平原綾香さんがホルスト(1874ー1934)の「ジュピター」に詞をつけて歌い話題となったが、背景にはホルスト作品の著作権の有効期間が過ぎてこうしたアレンジがしやすくなったという事情があるようだ。権利を過剰に保護するよりも貴重な遺産を広く共有できた方が、今は亡き作曲家にとっても、現代のミュージシャンにとっても幸福なことだと思うのだが。
by neroli_bigarad | 2006-01-27 01:37 | 雑感
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